常盤台一・二丁目町会マンスリー
2023年4月号 No.40 Facebook: 常盤台一二丁目町会
TEL/FAX: 03-3969-8121
3.12(日) 板橋区防災訓練行われる・・・まちの安全安心が第一
当町会メンバー10名が常盤台公園に9時20分集合、上板橋三中で実施されました(11時過終了)。今回の内容は、「発災対応型訓練」で、都内に震度6強の大地震が発生し、多くの建物が倒壊・焼失している想定です。
内容は、避難所運営の要素を加えた内容の訓練や火災被害の拡大を防ぐための初期消火訓練、避難所の備蓄倉庫の見学など。首都直下型地震は、今後30年以内に70%程度の確率で発生するといわれています(内閣府)
常盤台公園に集合した当町会参加者 上板橋三中での防災訓練の模様
常盤台1・2丁目の危険度ランクは2
東京都の地震に関する第9回険度測定調査(2022年9月)によると、常盤台は、一、ニ丁目とも、総合危険度ランクは2でした(建物倒壊危険度2、火災危険度2)。危険性は1が最も低く、5が最も高い。総合の危険量(棟/ha)は、常盤台1丁目が0.31、二丁目が0.25で、東京都全体平均0.49、23区平均0.67、板橋区平均0.38より低く、常盤台一・二丁目の危険度は相対的に低くなっています。勿論、平均より低いから安心とは言えません。関東ローム層台地で地盤が強く低層住宅地とはいえ危険度1でなく、想定外の地震もあり得ます。
(出所:東京都 地震に関する地域危険度測定調査第9回 令和4年9月公表)
NISA活用法を考える・・・2024年より非課税枠拡大
- 新しいNISA
政府の資産所得倍増プランのもと、来年よりNISA(非課税口座)が拡充されます。NISAはもともと英国のISA(非課税口座)をモデルに2014年に始まりました。現在の非課税枠は一般NISA(20才以上)は株式・投資信託等を年間120万円まで、つみたてNISA(20才以上)は年間40万円まで、ジュニアNISA(20才未満)は年間80万円まで。それぞれ最大5年間、20年間、5年間非課税で保有可。
2024年からの新しいNISAでは、①非課税保有期間が無期限、②口座開設期間が恒久化、③つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能(いずれも18才以上が対象)、④年間投資枠が拡大(つみたて投資枠年間120万円、成長投資枠年間240万円、計最大年間360万円まで投資が可能)、⑤非課税保有限度額は、全体で1,800万円に(成長投資枠は1,200万円、枠の再利用が可能=売却後その枠をNISA投資枠として使える。現行NISAでは不可)。
個人の資産形成は勿論、次世代への資産継承としての活用が考えられます。
- 株式・投資信託への投資は、「世のため、人のため」になる。 年金財政に活路
日本人は、株式への投資を、投機、賭け事、マネーゲーム、危ないものとしてみる傾向があります。しかし、預貯金が銀行などを通して主として貸付金として利用されるのに対して、株式投資は、企業の事業、成長のためのリスクマネーとして提供されます。つまり、企業の事業展開、成長の原動力であるとも言えます。日本経済、世界経済の発展成長をうながすことに繋がるのです。株式投資はもちろん儲けをもとめて行うわけですが、それは同時に世のため、人のためにもなるのだ、ということを知るのが重要だと思います。
また、わたしたちの老後を支える年金財政も、特に国内の超低金利により、かつての国債を中心とした債券運用では成り立ちません。株式投資、外国証券投資を高めることにより改善し、活路を見出しています。
- 株式市場は変動しつつ中長期では右肩上がり。なぜならば世界経済が成長しているから
株式投資(投資信託も含め)が危ないもの、といわれるのは「変動」が大きいからです。株式・投資信託は、もちろん下がるリスクがありますが、一方で上がるリスクも大きいといえるでしょう。世界経済が波をうちながらも成長し続けていることを考えれば、平均して上がるリスクの方が大きいといえるでしょう。。
- まずNISA口座を開設しましょう
すでに開設している方も多いかと思いますが、されていない方には、NISA投資をするかどうかは別として、NISA口座を開設しておくことをおすすめします。せっかくの政府の資産所得倍増プランの特典です。ただし、金融機関、証券会社により扱っている商品、手数料が違う点に注意しましょう。
- 投資は余裕資金で行いましょう
株式・投資信託は価格の変動を伴うものですから、仮にどんなに割安であると判断した銘柄であっても、市場の状況などによって下がるリスクがあります。したがって投資は多寡を問わず余裕資金で行いましょう。
また、いわずもがなですが、投資にあたっては自己の責任と判断で行ってください。
次回は、著名なウォレン・バフェットの投資法などを紹介しながら、NISA投資にあたってのポイント、留意点、注意点などを述べたいと思います。
執筆:中湖 康太 会社役員、一般財団法人 交詢社社員、公益社団法人日本証券アナリスト協会会員、米国CAIA認定オルタナティブ投資アナリスト (前職) JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス マネージングディレクター