ケインズの投資-22 一石二鳥の取引 Keynes’ Investment-22 To Kill two birds with one stone
一石二鳥のスイッチ 裁定取引 ケインズの投資法は、基本的には本質的価値(Intrinsic Value)に基づくバリュー投資であるが、ミスプライスの発見による裁定取引的な運用があった。下記書簡で「市場の混乱の結果であるよ…
~ 株式会社ゼネラル・カラー・サービス 中湖康太 経済文化コラム ~
一石二鳥のスイッチ 裁定取引 ケインズの投資法は、基本的には本質的価値(Intrinsic Value)に基づくバリュー投資であるが、ミスプライスの発見による裁定取引的な運用があった。下記書簡で「市場の混乱の結果であるよ…
大戦突入直後のケインズの相場観 1939年9月1日、ドイツはポーランドに侵攻、ヨーロッパにおける第二次世界大戦が始まった。米国の株式市場は、戦争の勃発とそれに伴う経済の不確実性から、一時的に下落した。そのような状況下での…
(F.C.スコットへの書簡 1938.6.7 続き) 少数のしかるべき証券への集中投資 スコットへの書簡(1938.6.7)のIIIで、ケインズは、ポジション調整を急ぐ必要はない、と前置きした上で、「しかしながら早急にす…
相場変動による下落と本源的価値の棄損は異なる ケインズは、前述したように1924年初頭から1946年に死去するまで、プロヴィンシャル保険会社の資産運用に関わっている。同社のマネジング・ディレクターであるフランシス・スコッ…
ハワイ・ホノルル 不動産調査(1) ワイキキ・オーシャンビュー・コンドミニアム ハワイを象徴するエリア - ワイキキ ホノルルの代表的な高級住宅地には、ワイキキ、アラモアナ、カカコア、ダウンタウン、ダイヤモンドヘッド、カ…
ロンドン 不動産調査 (3) サービトン ロンドン南西の閑静な郊外住宅地 - ウォータールー駅から鉄道で約30分 サービトンは、ウィンブルドンの南西8キロ、ウィンブルドン駅からサウス・ウェスタン・レイルウェイ(South…
ロンドン 不動産調査 (2) ウィンブルドン ロンドンの高級郊外型住宅地 - 国際的名声 ウィンブルドン・テニスが開催される、全英クラブ(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)のあるウィンブルドン…
以前よりも楽観的になれない ケインズは、1937年後半の市場調整では、いつになく市場の先行きについて、悲観的な見方をしている。それは、「流動性選好が強く市場を支配して」おり、「期待よりも恐怖が支配している」、という表現に…
1937年後半の市場見通し ケインズは、その2日後、F.C.スコット宛に自らの見解を療養中のウェールズ、ルーチンから送っている。(ケインズは、36年夏より体調が優れず、37年半ばに心臓発作で倒れた。46年に同じく心臓発作…
コモディティー投資 その2 株の次に、商品で儲けたケインズ ケインズが、生涯で一番儲けたのは証券投資である。それは生涯投資所得の約86%に及ぶ。 次に設けたのがコモディティ投資であり、それは生涯投資所得の約9%になる。 …