東武東上線大山・中板橋・ときわ台駅 徒歩10分内 築10年内 2LDK賃料動向

東武東上線大山・中板橋・ときわ台駅 徒歩10分内 築10年内 2LDK賃料動向

東武東上線、大山駅、中板橋駅、ときわ台駅から徒歩10分以内の築10以内の2LDK (専有面積50㎡~)の募集賃料について調べてみた。

SUUMOで、東武東上線大山駅、中板橋駅、ときわ台駅、徒歩10分以内、築年10年以内、2LDK、さらに専有面積50㎡以上の条件を付けて検索をかけた。検索結果は物件総数34件とでてきた。供給が少ない、というのが第1の印象だ。重複と思われる物件を除くとわずか6件になる(下表)。このうち3件が新築である。1LDKの動向調査では、より実態を反映した賃料動向を把握するため、ということで新築物件は除いたが、ここでは含めることにした。数が少なすぎてかえって個別性に影響されてしまうためだ。

表1: 大山、中板橋、ときわ台駅 2LDK 50㎡以上 歩10分内築10年内

募集されているのは、全てマンションだった。平均は、築年3.2年、駅徒歩6.0分、賃料182,667円(管理費込)、㎡単価3,378円である。

この単価で仮に25.0㎡をはじくと84,450円となる。これは、同エリアの築3年、駅歩6~7分の1Kマンションとほぼ同等である。1R、1Kは過剰供給で賃料が抑えられているのが要因の1つと推定される。

供給サイドは、投資採算から1R、1Kを開発しがちだが、ほぼ同等な水準にあるとすれば、空室リスクが高く、賃料下落圧力のある1R、1Kよりも、むしろ供給不足の2LDKの方が、需要が見込め、賃料下落リスクも小さいという推定も可能だ。

但し、2LDKとなると、賃料総額が上がるため、需要者数としては減る、また供給数が減るためリスク分散がしにくくなるという点には留意が必要だ。

しかし、上記の動向、分析は賃貸経営にひとつの重要な示唆を与えるものといえる。

今後、この視点にたって調査分析をさらに進めていきたい。

by Kota Nakako

 

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